先月、建築家の上遠野徹先生が亡くなられました。
85歳でした。
北海道を代表する建築家で
先生が設計した建物は時がたっても色褪せることなく、
「時間とともに生きる建築」をたくさん見せてくださいました。
ギャラリーで先生の建築展を開催したとき、
建築に関して全くど素人の私にも、ひとつひとつ丁寧に
わかりやすく説明してくださり、時には冗談を言って
笑わせてくださいました。
「あなたがギャラリーを育てていくんだよ。」と
力強く言われたことは、ずっと忘れません。
昨年、「上遠野徹 鉄骨の住宅」を開催したときに
「次はRCの住宅でその次は木造の住宅だね。」と
楽しみにしてくださいました。
来年の2月に木造の住宅展を開催します。
天国でがっかりさせてしまわぬよう、
先生に喜んでいただける展覧会にしたいと思います。