« 2010年10月 | メイン | 2010年12月 »
11月3日にギャラリートークを開催しました。
写真左から
家具デザイナー 中村 曻氏
北海道文化財団理事長 磯田 憲一氏
㈱カンディハウス会長 長原 實氏
木工家 高橋 三太郎氏
ギャラリートークでは
出展作家による自作についてのお話の他、
磯田氏が企画されている「君の椅子」についての
お話や長原氏からは木工家の必然性など
とても興味深いお話を聴かせていただきました。
「君の椅子」とは、生まれてきた赤ちゃんに
世界でひとつだけの「君の椅子」を
町がプレゼントするというプロジェクトです。
「ようこそ、君の居場所はここにあるよ。」
生まれてくることをみんなに歓迎されていること。
赤ちゃんが大人になったとき
その椅子が自分に贈られた由来を知ったら
喜びも倍増でしょうね！
「こどもの椅子」。
今回椅子展に出展していただいた作品一つ一つに、
作家さんのそんな思いが込められているのだと思い
なんだか胸が熱くなりました。
今回お話いただいたパネリストの皆さま、
そして出展作家の皆さま、ありがとうございました！
椅子展開催中、来場者の皆さまに
お気に入りの椅子を選んで投票したいただきました。
今日はその結果発表！
クロージングパーティーで参加して
いただいた皆様と乾杯☆
気になる結果は
岸本幸雄さん(Zoo factory)の作品！
そして
須田修司さん(旅する木)の作品！
そして
岡田通人さん(pat woodworking)の作品！
3作品は後日VOLVOのショールームにて
期間限定で展示されることになりました。
詳細が決まり次第お知らせします！！
テーマが「こどもの椅子」ということもあり
家族でいらっしゃる方がとても多くて
ギャラリーはいつもあたたかい空気に
包まれていました。
お孫さんを思って目を細める方。
同じように作ってみたいと熱心に見ている方。
これから生まれる赤ちゃんと一緒に見ている
若いご夫婦。
椅子ってやっぱり面白い！と
改めて思った展覧会でした。
今回ご出展いただいた21名の作家の皆さま、
企画から参加いただいた中村曻さん、
高橋三太郎さん、本当にありがとうございました！
来年はどんな椅子展にしようかな？
お楽しみに！！
11月17日(水)より
札幌在住の漆造形家 渡邊 希さんの個展を
開催します。
渡邊さんは漆で立体造形作品を創る
「漆造形家」です。
漆特有の深い艶、とろりとした質感、
そして渡邊さんが生み出す造形美。
今までの「漆」のイメージを覆されます。
確かな技術力と美しいデザインで
圧倒的な存在感を放つ渡邊さんの作品。
今回の展覧会のタイトルは
“paraselene”
時間の流れとともに
表情を変えて変化する作品。
妖艶な世界を体感しに来てください。
弦月 暈 水平線 あらゆる果敢ない正弦に引き寄せられた夏
ある日 太陽のそばに虹のような七色の光をみた
月のまわりに現れるとき それを幻月(げんげつ)と呼ぶ
宙に浮遊する 希少な弦想を見ていたい
漆造形家 渡邊 希
“paraselene”
2010／11／17（水）～11／29（月）
10：00 - 18：00 ＊最終日は17時まで
＊火曜休廊 ●11/21.22.24 は作家不在です。
現在開催中の渡邊希さんの個展
"paraselene"
浮遊する作品、"幻月"
鏡のように磨かれた作品は
そこに映る光、景色とともに
表情を静かに変えていきます。
しばらく見ていると、漆という素材や
それが何色かということさえ
わからなくなってしまう。
魔性の物体。
こちらは二人掛けの椅子 "待ちびと"
円みを帯びたやさしいカタチ。
この"待ちびと"に座って"幻月"を
ご覧ください。
"月"をテーマにした今回の展覧会。
会場で流れている音楽は
漆の制作段階の作業音をを取り入れて
作曲家とコラボレーションして作られたもの
というこだわり。
作品と音で表現された空間をぜひ体感してください。
渡邊 希 個展 "paraselene"
2010年11月17日(水)～11月29日(月)
10：00～18：00 ＊火曜休廊
*11月21日～24日 作家不在