札幌を拠点に活動されている
染織作家 蔦井美枝子さんの個展を
開催しております。
絹糸を染め、丁寧に織られた
蔦井さんの作品は
見れば見るほど美しく
見ている自分の背筋もピンと引き締まります。
光の加減で表情がガラリと変わります。
絹の上品な光沢がなんともいえません。。
「着尺地」とは、大人の着物を一枚仕立てるための
反物のことで、蔦井さんの着尺は幅40㎝、長さ13Mあります。
一反織るのに経糸1050本。
糸を染め、機(はた)に1050本の糸を通す作業で
全体の7割は完成、といえるのだそう。
そこから13M織っていきます。
1㎝の中に経糸26本、横糸26本が入っています。
もう、気が遠くなるほどの工程に
頭が下がります。
そうして丁寧に織られた一反の着尺地。
季節をイメージして織られた
蔦井さんの織物たちは、とても美しく
色や縞のセンスがとても素敵なのです。
着物っていいなあ、と改めて思います。
美しい日本の文化。
ちょっとしたお出掛け時に
さらっと着れる女性に憧れます。
10月21日まで開催しております。
ぜひご覧ください。
纏う(まとう) 蔦井美枝子の着尺
2013年10月16日(水)-21日(月)
11:00-18:00 ●最終日は17:00まで