北海道を拠点に活動している建築家
鈴木敏司、井端明男の2人展を開催しております。
20代で建築を始め、夢をもって歩いてきました。
気が付けば今年65才。
まだ夢の中をさまよっています。
近年、建築の世界も大きく変わってきました。
時代の流れの中で新しい風を感じ、戸惑うこともあります。
しかし私達は、一貫して自ら開いた道を大きく踏み外すこともなく
ここまで歩き続けられてきたことを幸運に思っています。
今日ここに展示した作品は、住宅から公共建築まで
私達がコンセプトとしてきた「風景としての建築」を目指した
40年の歴史、その一部です。
まだまだ未知なるものが多く、明確に捉えることはできませんが
つくる喜び考える喜びは、間違いなく実感してきました。
この二人展を通して、私達の建築に共感し
建築に夢を持って次の時代へ歩き始める若者が一人でも多く現れれば
幸いと思います。
私達はそろそろ夢から覚める時と知りながら
もう少し先を見たい、もう少し建築の傍にいたいと思っています。
じーん。。
この展覧会にむけてのメッセージ。
1975年にアトリエアクを立ち上げ
1991年に井端さんがアトリエアクに参加。
これまでに手掛けた作品は計画も含めると
なんと1252件!
言葉通り、まさに時代を駆け抜けてきたお二人。
本展ではその中からごく一部の作品を
写真と模型で紹介しております。
帯広美術館や北大遠遊学舎、各種学校など
行ったことのある建物や知っている建物も多く、
改めて、建築家の仕事って自分の生活に深く関わっているのだと
実感します。
初日に行われたギャラリートークには
入りきれないほどたくさんの方にご来場いただきました。
(入れなかった皆様申し訳ございませんでした・・・)
建築家の赤坂真一郎さんに進行役をお願いし
貴重なお話をお聞かせいただきました。
鈴木敏司、井端明男、お二方の
これまでの建築活動の軌跡をご覧頂けます。
そこに込められた想いを感じていただければ幸いです。
ぜひご高覧ください。
鈴木敏司 井端明男 展
2014.2.28 fri - 3.9 sun
11:00 - 18:00 ■最終日は17:00
■火曜休