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2009年12月 アーカイブ

2009年12月14日

旅の報告 イタリア-Ⅰ

いやーアメリカNYの報告後すぐ言ったのは誰でしょう(笑)
イタリアは今回で3回目だけど今回のミッション(?)は友人建築家ヒココニシ設計事務所
主宰建築家・小西彦仁氏がイタリア建築ビエンナーレの最優秀賞を受賞し、その受賞式の
拍手要員なのだ。(笑)しかも急きょニューヨークから駆けつける羽目になったのはタイム
スケジュールがあまりにもタイミングが合い過ぎたのである。しかもススキノで酔った勢いで
・・・横で酔っていた仲間の建築家の笹栗氏も調子に乗って「おれも行こうかな・・」・・で、後は
イタリア・ミラノのセントラル駅で会おうということで決まり(笑)そんな旅の始まりである。

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総大理石造りのセントラル駅1931年          無事に笹栗氏と合流(カッコいい方が私)

建築家フランク・ロイド・ライトにより「世界でもっとも美しい鉄道駅」と称された。さてここから
2時間半のベネチア行きでパドゥバという町へ・・ホームはどこだ・・決まっていないのだ・・
処でどこの会場(受賞者レビュー)かわかってるの?・・・彼と連絡が取れない・・まッいいか

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小西氏の最優秀受賞作品(農家の家)レビュー   最優秀アワードを手に(カッコいいぞ)拍手拍手

レビュー会場をネットで調べた処へなんとか歩いてたどり着き世界の建築家たちが受賞作品
をレビュー。世界の建築家の最後のトリを決め拍手。アワードと賞金を手に円形劇場は彼への
栄誉にスタンディングオペレーションで拍手・・こんなに盛り上がるなら私も応募すれば良かった
(笑)当然日本とNYから駆けつけた我々に彼はピザかスパゲティくらいおごってくれるのかなァ
ーって待っていたら「ありがとう・・今日は遅いから、じゃね・・賞金の小切手を持って闇の中へ」
・・(笑)  でも誇らしく思えてよかったね。 そして思いがけずイタリアに行くきっかけをくれて
感謝してるよ。でも小西君待ってるよワインの誘い(笑)

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今回の建築家テーブル(ザハ設計)          ガリレオが講演した講堂でザハのパートナーの講演

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ギャラリーの入口・奥に建築家テーブルが見える  地下のギャラリー・スカルプチャー展示

建築家テーブル(長さ約20m)には応募・受賞作品の写真全てが張ってあって広く一般の人にアピール
されています。このテーブルが設置されている広場の中央に地下ギャラリーがあり芸術に対する
関心の高さを感じた・・これは個人の生活の豊かさかも・・
さて少しワインをさましてからザハの作品展示プレゼン会場へと・・いいねこのゴロ石畳みの道
いや「路」のほうかな。ゴロ石使うのはまだ馬鉄が無いころ爪を保護する為だと建築家の中山氏が
自信を持って言い切っていた(我々の人種は皆言い切る・・笑)のでそう云う事にしておく。

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風情があるね                        しかしどうして深目地なんだ?

私は立ち止まってずっと考え、そうだこれは歩道に雨水の水ハネを防止する為自動車のタイヤ
と隙間を作ってるんだだとわかり、這いつくばって写した自分の職業病にがっかり・・・
もっと楽しい中世の風情を楽しめばいいのに・・・この病気はまだ旅で続くのだ・・・・


次回は場所をベネチアに移して病気の旅は続く・・(笑)乞うご期待


2009年12月27日

旅の報告イタリアー2

さてイタリアの旅 場所をベネチア(英語・ベニス)に。パドゥバは学問の町という印象だった
ががこのベネチアは商人(貿易)・現在は観光の街である。列車で移動すること約30分で
サンタルチア駅・・いよいよここから車のない世界となる。3日間車のない社会・・世界を初め
て体験、歩いて、そしてゴンドラ(小舟)で目的地に行くしかない世界・・カルチャーショックが
旅の楽しさを倍増させてくれる。中世に迷い込んだ・・いや馬もいないんだった。

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大運河カナルグランデ(大通りだ)          生活用・観光用・タクシーなどの交通手段の船
正面がサルーテ教会 

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10月28日サンマルコ広場を散歩、早速鐘楼(16世紀・96m)にお登り・・広場を見下ろす
世界遺産の都市を鐘楼から堪能し自分の人生時間との対比を試みた・・どれだけの時間を
費やしてこの都市が今に現れたのか想像を絶する、ヨーロッパの旅は時間のタイムスリップで
あるがこのように鐘楼から改めて一望すると人間の一生はとっても短いけれど伝承することで
これから1000年も後世に残していけるんだなぁーと思う


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ゴンドラに乗船・目指すは・・・・            スカルパ設計の橋
カルロ・スカルパは建築の詩人と言われたくらいストーリーを持ってデザインの中で語っている。

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とってもいい景色に→                 突然怪しい日本人・・あッ笹栗夫妻か。(笑)
鐘楼から海の税関と言われた建築物をフランスのピノー財団が日本の建築家安藤忠雄に
改修を依頼しピノー現代美術館が完成、ベネチアの名所になっている。さすが安藤建築
ふんだんな予算・・(予算というものは無いらしいが)なら私もこのくらい・・・と思って隠し撮り
しながらコマーシャルじゃないが “無理か” 素晴らしい美術館でした。

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安藤建築がわかるコンクリート打ち放し       美術館外部の展示後方に鐘楼が見える

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近くにあるグッケンハイム美術館(世界に6ケ所)  美術館のゲートの扉の中にベネチアングラス
                               レッド・ブルーなど幾つも入ってるよ
ここに(イタリア)来る前にNYでライト設計のグッケンハイム美術館を訪ねた事もありなんか感慨
ぶかく思えましたよ。美術(アート)って身近に感じたね・・いや身近にあるものだ


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有名なリアルト橋(16世紀)大理石の手摺は     ベニスの地図 大小運河が・・・
触られてぴかぴかに磨きがかかっていたよ

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30日ミラノセントラル駅で焼きクリ屋さん        紙筒になってるのを2つ折り、合せ目を
うまいだこれが・・                      糊で貼ると片方が皮入れ・・アイディアだね


旅っていいね、またそのうち気ままな旅が出来る事を楽しみにガンバってお仕事しますよ
皆さんもぜひ・・旅行会社添乗員付き団体旅行だけは避けましょう。時間に縛られ、見る場所
を指定され自由時間ってもんを与えられ・・・気の置けない仲間でアレンジ・・いいよ
団体旅行だけは・・
2月に団体旅行があるんだった・・・台湾に・・やだね

                  

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