豊平区水車町に斎場の設計依頼があり、チャンスと?思った。それは以前から温めていたデザインで
建物を浮遊させてみたかったからである。セレモニー施設にピッタリと・・・あとは長さを取りたいと・・・
この浮遊させる装置との関係ははっきりさせなければならない・・・つまり余計な表現(窓など)になる
物は一切省きたい。それには十勝で検証した壁のイメージを持たす事である。長さ(46m)との関係で
浮揚させる光の高さは1/3より低くさせなくてはならない。ここから闘いは始まる・・・つまりコスト
との闘いである。施主は小生に「期待してるよ!」と言って予算はこれだから・・・と(笑)。浮遊体はプレーンにできないので木リブをひたすら連続させる(≒長さ7.2mの無垢材の十和田杉を1500本使用)事にした。十和田で山から切り出して焼いてくれた十和田木材さんに感謝
正面のアルミ板の幅も8m・・・協立建設さん(林所長)に感謝
セレモニーホール 母体から生まれ母体に帰る・・・そんなイメージがわかるでしょ
水盤 軒のある水盤はいつも水面がおとなしく静寂である・・・喧噪からの解放を意味する
この建物を設計のプレゼンの時から小生に任せたんだから・・・と理解をくれた施主であるあいプランの新道社長に本当に感謝します。また施工会社の協立建設さんには最後の最後までわがままばかりで申し訳けありませんでした・・・ここでお別れ・・・・・・・・・と成らないようにまたよろしく。